技術の外側に在るもの。

数日前に高菜漬けを作っている漬物会社のテレビ番組が興味深かった。
樽に漬け込む時の高菜の向きや上下を変えることで塩が均等に廻るようにする技術と知恵。
「へぇ~そんな風にやってるんだ~・・・」などとテレビに言ってしまう(笑)
直径1m以上ある樽に高菜が整然と並べられて樽の縁からさらに50cmぐらい上まで積み上げられている。
そこにまた直径1m高さが20cmぐらい、重さ1トンのコンクリート製の重しを乗せるわけです。
そして1年間熟成させて漬物が出来上がるんですね。
手間隙掛掛かってます。
さて興味深かったのはこの重し。
普通はコンクリート製のものを使うけど
、一樽だけ自然石を積み上げて重石とする製法で漬け込むそうです。
昔はみんなこの方法で漬け込んでいたそうで、
その技術の伝承のためにわざわざ石を積み上げて漬け込んでました。
ここの社長さんの言葉が印象的です。
「こうやって石を積んだ漬物はコンクリートより美味しく出来るんですよ」
「何でかってのは解らないけど理屈じゃない不思議な事ってありますよね」
技術の外側に在ってサポートしてくれているものって結構ある気がする。
八百屋でからし菜の漬物を買ってきた、高菜漬けが売り切れてたから^^;
ところで、このからし菜 辛ッ ウマ!